
ビットコインとは「ナカモトサトシ」により世界で一番初めに作られた仮想通貨です。
2016年には「1BTC=5万円程度」だったビットコインですが「中国政府の取引所に対する規制問題」や「スケーラビリティの問題」などで乱高下を繰り返しながらも、現在では「1BTC=200万」という驚異的な価値が付いています。
ビットコインの価格はどこまで上がるの?
これが正確にわかる人は存在しません。
100%上ると断言する人は詐欺の可能性もあるので注意しましょう。
しかし、ビットコインは世界中多くの人から期待されていますので、その一部を紹介します。

■BitGoのソフトウェア・エンジニア「Jameson Lopp氏」
BitGoのソフトウェア・エンジニアであるJameson Lopp氏は、過去の価格推移から計算し毎日0.42%の平均レートで増加すると考えるなら、2020年までに250,000USD/BTC (2750万円/BTC)程度まで価値が上がると語っています。

■ビジネスインサイダー社CEO「Henry Blodget氏」
ビットコインの価値は100万ドル(1億円)まで上がるという発言をしています。私も「2020年くらいまでには1000万くらいにはなってるだろうなぁ」と思っています。
では、なぜデジタル資産に価値が付くのでしょうか。
ブロックチェーンの信頼が価値を高めている
世の中の仮想通貨は「ブロックチェーン」と呼ばれる技術が採用されています。
ビットコインの生みの親ナカモトサトシが2008年10月31日に論文として発表したものですが、「消せない、改ざんできない、盗めない、そして、誰にも止められない」という、画期的な技術なのです。
詳しいことは、下記ブログで解りやすく解説されています。
一言でまとめると、あなたの資産(ビットコイン)は絶対に安全だということです。
※価格変動は無視してます。価値が下がらないということではありません。
ビットコインは安全資産として考えられている
ギリシャの金融危機にギリシャの人々は預金の引き出し制限がかかり、自国の通貨を引き出せなくなりました。
そんな中、BTCのATMだけは通貨を引き出すことができたのです。ビットコインへ資産を移していた投資家のみ生活難を逃れられたというニュースが世界中で流れました。その影響でビットコインの価格は大きく上昇し、各地にビットコインのATMが作られるなど、普及が加速していったのです。
法定通貨(円やドルなど)は国が保証しているからこそ価値があります。日本に住んでいると円の信頼は揺らがないので、実感が沸きにくいかもしれません。しかし、自国の通貨の信頼がなく、他国の通貨で自分の資産を保有している人は世界中に数多くいます。
この他にも、ジンバブエのスーパーインフレ、プエルトリコのデフォルト、韓国の通貨危機の時も同様に難を逃れたという実例もあるそうです。
では、なぜビットコインだけがATMを使用する事ができたのでしょうか。それは、ブロックチェーンの特性が大きく関係します。
ビットコインの最大の強み
大きく分けで二つあります。
- 非中央集集権である
法定通貨(日本円など)とビットコインの大きな違いは「発行主体の有無」です。ビットコインは発行主体が存在せずプログラムに従って自動的に発行されていくので、発行量や通貨価値を政府や中央銀行によって左右されることはありません。
ビットコインは国際的に需要のある通貨なので、自国の通貨危機にもっとも強いのがビットコインなのです。
- 第三者を介さないP2P送金
国際送金では国際銀行間決済ネットワーク(SWIFT)を通じさらに複数の銀行を介す必要があります。
対してビットコインは「メールを送る」ような感覚で相手のアドレスへ送金ができるため、手数料もほとんどかかりません。通常3000円の手数料と2週間かけて送金する国際送金が、ビットコインなら手数料は数百円で済み、10分で相手に届くのです。
このように銀行を介す必要も無いので、預金封鎖は起こりませんし、留学中の学生がトラブルに巻き込まれた際などにも瞬時に送金する事ができるのが、ビットコインの最大の強みだと言えるでしょう。
ビットコイン投資のメリット
ビットコインは2100万枚と枚数制限があり、新しく発行されるなど増える事はありません。発行される枚数に限りがあることから「金」と同様に例えられることがあります。
しかし、私は「金」以上だと思っています。
その理由は、様々な投資資産は現金化しなければ使うことができませんが、ビットコインは各地にATMがあり、法定通貨にかえることができます。さらに、ビットコインのまま決済もできるのです。日本でもビックカメラを初めとした大手企業がビットコイン決済を導入しています。
ビットコインなどの仮想通貨は、この流動性が最強のメリットだと思っています。
小国の通貨に匹敵するほどの規模まで成長してしまったビットコインは、すでに誰にも止めることはできません。全世界に7000以上あるノードを同時に破壊する事は不可能ですし、インターネットが繋がれば使用できるわけですから止められるわけがないのです。
2017年が仮想通貨元年ですから、ビットコインの成長はこれからと言えるでしょう。
ちなみに、仮想通貨はビットコインだけではありません。アルトコインにも興味がある方は、合わせてこちらもご覧ください。