NEM(XEM)の価値や将来性をわかりやすく解説

NEMのロゴ

NEMとは

ビットコインやイーサリアムと同じ暗号通貨の一つです。

 

他の暗号通貨との大きな違いは、重要性スコアを決めるアルゴリズムにあります。

  • ビットコイン:POW(Proof of Work)
  • NEM:POI(Proof of Importance)

簡単にお伝えすると、たくさん電力使ってトランザクションを処理する人(POW)よりも、たくさんXEMを使って経済活動を促す人(POI)の方が重要性が高くなるという仕組みです。

 

ノードにはNEMのサービスや送金などで使用された手数料の一部からXEMが平等配られるので無駄に電力を消費する必要がありません。

 

それによりNEMはノードを維持する上で必要最低限の電力で済み、経済活動も活発化されるような仕組みになっているのです。

※これは全暗号通貨の中でもNEM特有の仕組みです。

NEMの基本情報

NEMの基本情報

通貨名:NEM(ネム)

通貨単位:XEM

発行上限:8,999,999,999(約90億)

ブロック生成間隔:1分

公式サイト:https://www.nem.io/

白書:https://www.nem.io/NEM_techRef.pdf

通貨としての価値

NEMが通貨として優れていくのはこれからです。

 

ビットコインのトランザクション処理がに最大7tpsに対し、NEMは2tpsです。

 (tps:1秒間に処理されるトランザクションの単位)

 

しかし、2017年夏に実装される予定の「カタパルト(Catapult)」の処理能力はmijinで4000tpsを記録しました。

 

NEMでの同様の能力を持っているのかはわかりませんが、この半分だとしても驚異的な速度です。

 

4000tpsとするなら「Ripple」の3倍~4倍の処理速度であり、全世界で一番多くの会員数がいる「VISA(クレジット)」の平均スループットに匹敵するほどの能力です。

 

Rippleが両替と送金を目的としているブリッジ通貨なのであれば、NEMは決済にて経済を促す基軸通貨として共存すると考えます。

プラットフォームとしての価値

NEMの特徴は通貨だけではなく、プラットフォームとしても優秀です。

 

イーサリアム(Ethereum)同様に「ネームスペース」と「モザイク」で独自トークン(仮想通貨)を作ることができます。

 

イーサリアム(Ethereum)をドメイン取得からサーバー構築、決済システムまで自分で作るオリジナルのECサイトに例えるなら、NEMはアマゾン(amazon)に出店するイメージです。

 

NEMはAPIを提供するようなイメージでトークンを作成できるのです。

 

よって、トークンのコア部分はNEMに依存するため、不具合が起きにくい仕様となっています。要するにイーサリアム(Ethereum)で起こったDAO事件などがNEMでは起きにくいと考えられます。

 

また、カタパルト(Catapult)実装後は「mijin」というプライベートチェーンで行った実証を元に改善されていきますので、フォーク後に不具合が起きる可能性も少ないと考えられます。

 

 

mijinの概要

NEMの提供サービス

■アポスティーユ (Apostille) 

 

アポスティーユとは証明書発行ツールです。ブロックチェーン上に書き込む事で改ざんできない契約書・証明書を発行することができます。

 

仕様用途は多種多様で、例をあげるなら下記のような活用が可能です。

 

  • 土地やアート、写真、宝石、特許、音楽、自動車といったようなあらゆる所有権の登記。
  • 議事録や契約書、メール、ツイート、音声記録、ログ、タイムカードなどのタイムスタンプ記録。
  • 売り上げデータや会計データなど、後に監査が必要となる情報の記録。

 

 

■ネームスペース・モザイク

 

先ほどお伝えしたようにあなた独自のトークンを発行する機能のことです。

 

例えば企業独自の仮想通貨を発行してICOすることもできますし、Tポイントようなお店のポイントを作ることもできます。

 

 

■マルチシグ

 

マルチシグアドレスにお金を入れると、そのアドレスからお金を引き出す時に、他の参加者に許可を求めるリクエストが自動的に送られます。

 

ちなみに、仮想通貨取引所「Zaif」にもマルチシグが使用されています。

 

顧客の預かり金をマルチシグアドレスにプールし、顧客へ送金する際には「担当者」「管理者」「責任者」など、複数の許可が無いと出金ができない仕様にするなど社内のセキュリティとして活躍しています。

 

ビッコトインで起こったマウントゴックス社のビットコイン消失事件はマルチシグを使用していれば起こらなかった事件といえます。

 

もちろん取引所だけでなく、企業の運営資金を銀行口座の代わりにマルチシグで管理する事も可能です。

NEMの将来性

“先行優位”という言葉があるように、通貨として先行しているビットコインや、プラットフォームとして先行しているイーサリアムを超える事は容易ではありません。

 

しかし、NEMには通貨・プラットフォームどちらをとっても、他の暗号通貨とは異なる特徴をもっています。

 

NEMは取引所も少なく決済インフラも整っていませんが、これから世界へ認知されていくにつれ、その価値は大きく飛躍していくと考えます。

NEMの取引所

NEMを取り扱っている取引所は国内に2社あります。2社の取引所をまとめた記事がありますので、合わせてご覧ください。